論文って何?


こんにちは、顧客サポートの山下です。
今年も残すところあと3ヶ月になりましたね!あっという間に年末になってしまいますよー!そろそろ卒論がどこまで進んでいるのか、指導教官の方のチェックも厳しくなってきている頃でしょうか。

さて、夏休みの間色々と調べて、自分なりに論文を書いてみたという人も多いのではないでしょうか。弊社に寄せられるご相談の中には、「これは論文じゃない」と言われてしまって書き直しになったという声がございます。

原稿を読んでみると、論文ではなくて「説明文」や「レポート」になってしまっている事がよくあります。論文を書いた事がない学生の方々は、レポートは沢山書いてきているけど論文との違いがいまいちピンと来なかったり、「論文じゃない」と言われてもどうしたら良いのかが分からないという方が多いと思います。

論文は自分で議題を決めて、自分の主張を根拠をもって『議論』する文章です。

例えばファッションが大好きだからファッショに関連する論文を書きたいなぁと考えて、流行のファストファッションブランドH&MやForever21、海外にもどんどん進出しているUNIQLOがどうやってこれだけ大きくなったのかを調べようと考えたとします。

ここでよくある落とし穴が、『H&Mとはこういう会社で、年商いくらで、世界中に何店舗あって…』という説明や『ファストファッションはこういうものである』『UNIQLOはヒートテックがヒットして売り上げた伸びた』という会社の概要やこれまでの成長の経緯を並べただけになってしまう事です。『ヒートテックとはこういうもので…』という説明まで加えてしまいそうになるかもしれませんが、これでは何を議論したいのかがわかりません。ヒートテックについて議論したいのでしょうか?ファストファッションについて議論したいのでしょうか?

調べた内容を並べるだけ、説明するだけではただの説明文や調べた事を報告するレポートになってしまいます。そうならないために重要なのがテーマ決めです。

次の記事で、テーマの例を紹介させて頂きます。

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