エントリーシートの自己アピールについて


こんにちは、顧客サポートの山下です。
弊社では卒論や昇進論文以外にも、エントリーシート、志望動機等の書き方についてもサポートさせていただいておりますが、就活の面接についてこんなLivedoorNEWSの記事をみつけました。

「過去に戻ったらどうしますか」学生の本性を暴く面接官の質問(リンク

以下、記事からの抜粋
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「学生の中には実績のアピールがすごい人がいます。たとえば体育会系の学生が『全国大会で優勝しました』と、そこだけを強調してくる。こっちは優勝しなくても、地方予選のベスト4でもいいので、そこまでにどういう過程があったのか、何を感じ、何を考えたのかをすごく聞きたい。それに触れずに『実績だけ』を語る人だと、コミュニケーションが成り立たない。もういいやという気になってしまいます」

優勝した、1位になったと「ドヤ顔」の学生に鼻白む担当者は多い。以前は、学生時代に華々しい実績を持つ人はほぼ無条件に高評価された。とくに体育会系の学生は全国クラスの成績優秀者をこぞって採用した時代もある。

だが、今では実績や情熱だけではなく、コミュニケーション力や論理的思考力といったスキルがより重視される。体育会系の学生だけでなく「結果だけ」を強調する実績自慢を敬遠する傾向が採用の現場に出てきているのだ。

典型的なのは、就活本の面接の想定問答を暗記してくるようなタイプだ。面接官が少し掘り下げて聞くだけで簡単にボロが出てしまう。

(中略)

また、掘り下げた質問を受けた学生が、過去の経験のプロセスをそれなりに語れたとしても、それでひと安心とはならない。面接官は別の角度からさらに追求してくる。前出IT企業の採用担当者はこう語る。

「例えば失敗体験の理由をしっかりと説明できれば、コミュニケーション力はあるな、と感じます。第一関門は突破です。でも、問題はその後。私は『もし過去に戻ることができたら、どうやって達成しますか』とツッコミます。成果体験を語る学生に対しては『成果の目標が3倍だったとしたら、どうやって達成しますか』と質問します。これらの追加質問の意図は、自分がやったことに対する構造的理解ができているのか。失敗や成功の要因をちゃんと認識しているのかを確認することにあります。それによって、この学生の考える力を測り、会社に入っても再現性があるかないかを判断しています」
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志望動機の執筆のご依頼を頂いた際、なるべく依頼主様に沿った内容の見本を提供できるように動機や自己アピールについて盛り込みたい内容をお伺いさせて頂いておりますが、非常に多いのが「成果や強みのみをアピールされる方」です。チームのリーダーをした、みんなをまとめるのが大変だった、結果優勝できたといったテンプレートのような内容になってしまうと、上の記事にもあるように「それで?」と受け止められてしまう可能性がございます。転職をご希望の方にもよく見受けられますが、前の会社でどれだけの成果を挙げたか、どれだけ自分に能力があるのかを羅列するのみでは自慢したいだけにしか捉えられない可能性もあります。もちろん、素晴らしい能力をお持ちならそれを存分にアピールしたいところですが、「それだけじゃダメ」という場合が多いため注意が必要です。

大切なのは自分がどのように考えて行動し、どのような困難に直面し、それを誰とどのように乗り越えたかという部分です。転職の場合、なぜ前の会社でそれだけ認められていたのにわざわざ転職しようと思ったのか、今までどのようなビジョンを持って行動してきたのか等、アピールポイントは自分の実績や実力以外の部分でも語る事が重要になります。

面談にこじつける前に、まず重要なのがエントリーシートです。書類審査で落ちたらそこまでです。もちろん面接で根掘り葉掘り色々と質問されるため、そこでうまく話すことができなければ採用の可能性は低くなりますが、第一印象を決めるエントリーシートでまずはばっちりアピールしたいですよね!緊張して面接でうまく話せない事もあるかもしれませんが、時間をかけて文章を練って書く事ができるエントリーシートでは思いをしっかりとぶつけられるはずです。

余談ですが、私の知人が業界内ではブラック企業として有名な会社に5年間勤めていたのですがついに転職する事となりました。転職先で希望した業務が全くの未経験の内容だったにも関わらず、前の職場のあまりのブラックさは業界随一と有名だったため、そんな過酷な労働環境の中5年間も頑張ってきた精神力に面接官の方が驚愕し、即採用されたそうです。輝かしい功績や能力は何も学力や部活動、アルバイトや仕事の結果だけではありません。勉強も特別できるわけじゃない、部活のチームも弱小で優勝なんて夢のまた夢…何も語れる事なんてないなぁと思っている方、少しそこから外れて考えてみましょう。どうしても煮詰まってしまった場合、学生生活を長く共にした友人に意見を頂いたり、少し照れ臭いかもしれませんが身近な人に自分のよい部分について客観的に見てもらうのも参考になるかもしれませんね!

書きたい内容がなんとなくでもよいのでまとまりましたら、それらを上手くアピールできる文章にまとめられるお手伝いを弊社でさせて頂きます。弊社では頂いた情報以外の部分については憶測でしか書く事ができません。こういう文章を盛り込むとよいとの見本として多少憶測で加える部分も場合によっては出てきますが、必ずご自身のお考えや経験に置き換えて面談に備えてしっかりと考えを練って書きましょう。また、弊社ではご要望をなるべく踏まえた上でそれらを上手くまとめる方法を提案させて頂いており、勝手に内容を省略したりありもないことを盛り込んだりする事はできませんので、なるべく詳細にお考えを教えて頂けるとより良いものが出来上がります。その後の面接に備えるためにも、エントリーシートを作成する段階でしっかりと自分の考えをまとめましょう!

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