卒論のテーマにタイムリーな異常気象を扱ってみてはどう?


こんにちは、顧客サポートの山下です。
今話題のタイムリーな話題について卒論を書きたい、という声をよく聞きますが、今年特に話題になっている異常気象をテーマにしてみてはどうでしょう?

7月25日のニュースウィークの記事にこんな興味深い事が書かれていました。
(以下、記事「人間活動がはじめて季節を変えた?日本と世界を襲う記録的な猛暑の背景」より抜粋)

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熱波や猛暑をもたらす個々の事象が、生産活動や経済活動、社会活動などのいわゆる”人間活動”に伴う気候変動に起因するものだとは直ちに断言できないものの、人間活動が昨今の異常気象に直接または間接的な影響を及ぼしていることはすでに多くの研究成果が示してきた。

世界気象機関(WMO)によると、2011年から2016年までにアメリカ気象学会(AMS)の機関紙に掲載された研究結果131件のうち65%が「異常気象の発生確率は人間活動によって著しく影響を受けている」ことを明らかにしている。

米エネルギー省(DOE)傘下ローレンス・バリモア国立研究所のベンジャミン・サンテール博士を中心とする研究チームでは、7月20日、米学術雑誌「サイエンス」で「人間が対流圏温度における季節循環に影響を及ぼしている」との研究論文を発表。
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また、8月18日のWIREDの記事では、異常気象が2047年からは「普通」になるとハワイ大学の研究チームのシミュレーション分析結果について報じています。(リンク

異常気象が「普通」になるとしたら日本や世界は今後何に備えていかないといけないのか、異常気象によって増える熱中症死者をどう減らしたらいいのかなど、色々な視点から議論ができるトピックですね。

また、ハーバー・ビジネス・オンラインでは猛暑や豪雨等の異常気象で株価が上昇する業種について取り上げられています。(リンク

災害復旧、エアコン設置等の技術力を持つ人材が必要になってきそうですね。同記事には猛暑だった翌春は花粉が非常に増えるとも書かれており、異常気象で花粉症患者も増えるかもしれません。花粉症予防、対策、治療薬など様々な研究が今後重要になってきそうです。

気になるトピックから派生させて、自分の学部の分野に合ったテーマ、自分が特に興味がある内容についてテーマを絞っていくと書きたい内容が明確になっていきます。「異常気象」だけでは漠然としていますが、そこからどんな問題が考えられるかな?とブレインストーミングしたり、資料を調べていると「へぇ~!これ面白い!」と更に調べたくなるようなテーマがきっと見つかりますよ~!

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