卒論の参考文献を短時間で沢山読むコツ


卒業論文を書く際、沢山の参考文献を探さなければなりません。

参考文献の探し方についてはこちらでも以前紹介させて頂きました→卒論の資料の集め方

次に、見つけた参考文献から必要なものを選び、そこから更に必要な箇所を探していきます。

何十冊もある参考文献の山を見て眩暈を起こしてしまう方もいらっしゃると思いますが、決してこれらの参考文献を全部最初から最後まで読まないといけないという訳ではありません。勿論、それが出来るに越したことはありません。しかしどうしても時間が無い、資料が多すぎて出来ないという事もあるでしょう。

参考文献には目を通すポイントがあり、そのポイントを抑える事ができたら簡単に必要な資料とそうでない資料を見分ける事ができ、欲しい内容をさっと見つける事ができます。

卒業論文を書く際、「序論」または「はじめに」、そして「結論」「考察」を書きますよね。これらは「この論文を短くまとめるとこういう内容です」という「まとめ」です。参考文献で使う先行研究の論文にも必ずこれらが含まれています。自分が書く論文に見つけた参考文献が使えるかどうか、欲しい内容のものなのかをここを読むだけでだいたい掴む事ができます。

研究論文の多くでは細かい研究の方法や過程、アンケートの調査結果のまとめ、表やその分析を細かく本文で説明しており、「で、結局それから何がわかったの?」という部分は「結論」と「考察」に凝縮されています。

 

つまり、参考文献の最初と最後を読むだけで、文献の内容の8割程は理解する事が出来るのです。

そこで内容を掴んだ後、更に詳しく知りたい、このデータは凄く使えそうだ、というものは本文にも目を通していきましょう。焦って参考文献を読み進めてもなかなか内容が頭に入ってこないでしょう。読むポイントを押さえると短期間で沢山の文献に目を通す事ができる上に負担も軽減されますよ。

あと、意外と盲点なのが、読んだ論文の最後に書かれている参考文献欄です。いいなと思った文献の場合、参考文献欄も目を通し、そこで使われている文献をまた探してみると、芋づる式に有力な文献にたどり着けるようになります。

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