論文の書き出しは何を書けばいいの?4つのステップ


こんばんは、顧客サポートの山下です。

論文を書く時に、まず出だしは何を書けばいいのか…そこからつまづいてしまう方もいらっしゃると思います。論文の出だしの「序論」部分は、論文を読んでもらう方にこれから伝える事を分かり易く短く伝える部分です。そこで自分の論文に興味を持ってもらいましょう。テレビ番組の予告のように、「こんな面白い事について書きますよ!」と、自分の論文の内容をさらっと紹介していきましょう。

例えば、最近話題のトランス脂肪酸について興味を持ったとします。『日本では禁止されていない食品や添加物』について書こうと思った場合、それらについて:

①現状・・・トランス脂肪酸がアメリカで全面禁止となる動きが出ているが、日本も同様に禁じる動きには乗り出そうとしていない。(参考文献 http://www.mynewsjapan.com/reports/1935)

②問題提起・・・日本で禁止できない理由はどこにあるのか?また、国民の添加物に対する意識は世界と比べるとどうなのか?メタボという言葉が流行したものの、世界的に肥満が少ない日本人はトランス脂肪酸についての危険意識が低いのではないだろうか?と自分は考え、研究を行う事にした。

③研究方法・・・日本で使用が禁じられていない食品添加物等のもたらす影響を調べる。今まで規制がかかったものの規制がかけられた経緯を日本、他国と調べて比較してみる。国民の意識についてアンケート調査を行う。トランス脂肪酸について栄養士がどう考えているのか、病院食等では使用を控えているのか等を調査する。

④結論・・・日本でも禁じるにはこうしていかなければならない!ここが問題だ!いや、むしろ、現状のままが望ましいという結論を持ってくる人もいるかもしれません。

これらについて詳しく、結論に至るまでの経緯を書くのが本論の部分です。番組の予告が面白いと、予約録画したりその時間に合わせて起きて見ようと思ったりしますよね。「はじめに」の序論部分で内容について詳しく書いていく必要はありません。論文全体の流れ、内容について分かり易く書いていればいいでしょう。

 

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