戦後の経済成長について~論文サンプル


論文代行の書ける屋です。今日は戦後の経済成長についての論文サンプルを公開します。論文として戦後日本をどう取り扱うかは難しいところですが、本サンプルのような観点も効果的でしょう。

 

戦争により日本は多くの人材を失い、まさに焼け野原からの再スタートだった。また、不景気により、経済状態もどん底だった。しかし、朝鮮戦争による特需をきっかけに経済成長の一歩を踏み始めた。その後は、所得倍増計画や日本列島改造論などを実行し、アメリカに次ぐGDP世界第2位の経済大国にまで成長した。ここに至るまでの経緯に対する是非や、政治的な影響に関する意見は今も様々ある。

だが、この期間「アジアの中で日本がもっとも経済成長を遂げた」という事実は紛れもない。中国は人口が増えていたにも関わらず、文化大革命による停滞があった。アジア諸国には旧宗主国との争いもあった。朝鮮半島は冷戦の前線基地とされた。

日本だけ運良く戦火を避けたという見方もあるが、「経済力」に力を注ぎこんで成長を遂げた事実は誰も否定できない。公害問題や格差問題も現れたが、アジア諸国が容易に追いつけない程の経済水準までに達したのだ。こうした財務的な根拠や実績があって初めて、ODAを実施することができたのだ。

ODAについても、その運用方法には賛否両論ある。しかし、日本のODAによって、東南アジア諸国のインフラが整備され、今も有効活用されていることは事実だ。私が香港から東南アジアに行った際に、「日本が東南アジアのインフラを整備し、中国と韓国がその上に家を建てて利益を持っていっている。なぜ日本が利益を持っていかないのか」と現地の人に言われ、目が覚める思いだった。アジアの人が日本に対して好意を持っていて、かつ、日本の実績を認めていない限り、こうした発言は出ようもないからだ。

日本が世界に対して果たしてきた役割も直視すべきことなのだ。また、それらを正当に認識するだけでなく、現在にどれだけ生きているかも検証することであろう。

それから、「戦後の経済成長」と言われると、戦前がさも貧しかったかのように誤解されがちだが、そうとは言い切れない。次項で、戦前から戦時中における日本経済や生産力に注目したい。こうすることで、経済を軸にした近代と現代の間におけるつながりが見えるからだ。

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