卒論のテーマ、章立てはこれでいいの?


こんにちは、顧客サポートの山下です。

そろそろ卒論の執筆が始まり、テーマ決めや章立てで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?いついつまでにどんな内容で書きたいのか概要を提出するように言われていたりして焦っている方もいらっしゃると思います。

弊社にも多くのご相談が届いており、テーマや章立てに関する簡単なアドバイスでしたら無料でお伝えさせて頂いております。章立ての提案を執筆者に作成して頂く場合は、資料を収集した上で内容を検討致しますので執筆料が必要となります。

それではブログでもテーマ決めについて少しアドバイスを書かせて頂きますね!

【テーマ決め】
教官には「独自性」「オリジナリティ」をと求められている事があるかと思われます。そこで、誰も思いついていない、誰も考えた事が無いような内容について書こうと意気込んでしまいますと全く資料が無くて何を元に書いたらいいのかが分からないという状況に陥ります。既に近い分野での研究が行われている場合、その研究結果と照らし合わせながら「ここでもこれが証明されている!」と自分の主張を裏付けて、根拠のある論文が作成できます。しかし、情報が無いとなりますと、一から自分で全ての情報を収集し、データ化したり検証して、自分で資料を作る必要があります。それを元に論文の執筆となります。とても数ヶ月で行えるようなものではございません…。
先生からなかなかアドバイスが貰えないという方の中には、テーマに沿う資料があまりにも無いため、先生がアドバイスのしようが無かったというケースもございました。書きやすいテーマを選ぶ場合は資料の有無を調べてみてください。

 

【章立て】
さて、テーマが決まったら章立てですが、どのように書き進めて行ったらいいのでしょうか?よく書いてしまいがちな章立ては、百科事典のような内容にしてしまう事です。例えば、「高齢者のスマホ普及と老後の幸福度の関係について」というテーマについて書くとします。

第一章 スマホ
第一節 スマホ登場~現在まで
第二節 スマホの機能
第三節 スマホのアプリ

第二章 スマホと高齢者
第一節 携帯電話とスマートフォンの普及率の差
第二節 スマホを使う人の生活
第三節 スマホを使わない人の生活

第三章 幸福度
第一節 幸福度とは
第二節 高齢者の幸福度

第三章 スマートフォン・携帯電話に関する高齢者へのアンケート結果

わかりやすいように少し大げさな例を提示させて頂きましたが、上記のような章立てでは良い論文は書けません。まず、スマートホンが何かを読んでいる人は既に知っている事が大前提で執筆を行っております。それが何か、という部分については触れなくても結構です。必要があればアプリや機能について触れる事は良いですが、ただの説明や辞書や教科書のようになってしまわないようにしましょう。無駄な内容は省き、自分の立証したい内容を説明する為に必要不可欠な内容のみを書きましょう。

また、章を細かく更に分けたものが節ですが、数行の説明で終わってしまう場合は節にはせず、他の節の文章と繋げましょう。上記のような内容で執筆する場合、参考としては

第一章 国内のスマートフォン普及
第一節 国内の世代スマートフォン普及
第二節 高齢者の携帯電話普及

第二章 高齢者の幸福度
第一節 高齢者の幸福度調査
第二節 コミュニケーションと幸福度の関係性

第三章 スマートフォン使用高齢者の特徴
第一章 スマートフォン使用者へのアンケート調査結果

第四章 高齢者のスマートフォン普及の課題
第一節 携帯電話・スマートフォンに対する先入観
第二節 高齢者向け講座・相談カウンダ―の増設提案

…資料を調べた上で書いているわけではないため、改善の余地は十分ある大まかな案になりますが、最初の章立てとの違いはわかりますでしょうか?最初の章立てでは何を書きたいのかがはっきりと伝わってきませんが、次の章立てではどういう内容を書くのかが明確ですよね。

しかし、どんなに素晴らしいテーマ決め、章立てができたと思っていたとしても、担当教官によって良いと思われるか書き直しと言われるかは全く違います!

弊社で章立てや概要の作成依頼をして頂いて、それを参考に自分で章立てを作って提出してみたけれど、教官に「このテーマにしなさい」と180度内容が違うテーマを言い渡されてしまった…!という事が起こらないとも言い切れません。

テーマ決めや章立ての相談を頂いた際、弊社ではまず担当教官にご指導を頂くようにお伝えさせて頂いております。弊社にご依頼されたご依頼料、原稿が無駄にならないように、なるべく論文の方向性やテーマが決まってから弊社にご相談頂く事をお勧めしております。

 

それではテーマ決め、章立ての作成、頑張ってくださいね!
お問い合わせはお気軽にお問い合わせフォームよりお送り下さいませ。

 

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