老人福祉論サンプルレポート


こんばんは。論文代行・卒論代行の書ける屋です。福祉や介護の分野で勉強されている方のために、今回は老人福祉論のサンプルレポートを公開します。当社にもこの分野の代筆の依頼は多く来ますが、「高齢者」と聞いてイメージされる景色が人それぞれあまりにも異なるため、レポートで評価を得るのが難しいと感じている方が多いです。では、まずはレポートをご覧ください。
高齢者の社会的孤独を防ぐためには、地域の協力と高齢者の積極性が必要である(①)。まず、地域の協力とは高齢者に興味を持つことである。興味を持つとはその言葉通りに興味を示すだけでなく、そのあとの活動も含まれている。地域は高齢者を阻害するのではなく、高齢者に対しての地域でのイベントや、すごしやすい様な街づくり、例えば、バリアフリーやバスなどのインフラ整備、などを提供し、社会に出やすい環境を整える(②)ことが必要である。これは地域にとっても高齢者の知恵や知識が地域に還元され、経済活動も活発になるので地域の利益にもつながると考えられる。

次に、高齢者の積極性も必要である。地域や周りの人がいくら高齢者に興味を持ち、協力しようとしても高齢者の側にモチベーションや受ける気がなければ意味がなさない。そこで高齢者も趣味や生きがいを見つけ、積極的に外へ出たり、人との繋がりを作ったりして、地域の協力を受けることが必要である(③)。地域と高齢者どちらか一方だけが社会的孤独を無くすよう頑張るのではなく、両方が努力し、手を差し出すことが高齢者の社会的孤独を無くすのに必要である。

以上がレポート内容になります。上記サンプルで強調した三点を補足します。

(①)高齢者の社会的孤独を防ぐためには、地域の協力と高齢者の積極性が必要である

→このレポートの方向性を最初に明示しています。人間関係を円滑にする有名な言葉の1つに「ギブ&テイク」という言葉があります。高齢者福祉で抜け落ちがちな観点ですが、「私たちが高齢者に何かしてあげる」というスタンスばかりでは、高齢者の方にとっても真に幸せとは言えません。高齢者の方の知恵や経験など、彼らの能力が生かされるような形も作らないと、一方的な関係になって、無理が生じてしまいます。

(②)例えば、バリアフリーやバスなどのインフラ整備、などを提供し、社会に出やすい環境を整える

→具体例を挙げるのはどんな論文でも大事なことです。もっといい例も数多くあるので、ここはオリジナリティをぜひ発揮しましょう。

(③)高齢者も趣味や生きがいを見つけ、積極的に外へ出たり、人との繋がりを作ったりして、地域の協力を受けることが必要である

→①であげたように、「高齢者は何をすればいいのか?」という提言です。この問題に関係するすべての関係者が何らかのアクションを取ってこそ、長く無理なく続く社会をつくるうえで重要です。

以上が、老人福祉論のレポートサンプルと解説です。

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レポートのコピペはなぜバレるのか

幼少期のスキンシップ~サンプル解説


サンプル論文の解説をします。サンプルとしてあげた「幼少期のスキンシップ」はこちらへ

1冒頭部
 幼少期の子どもにとって、スキンシップはどのような影響があるのだろうか。また、幼少期におけるスキンシップの量は、子どもが成長していく過程で、本人の成長にどの様に影響していくのだろうか。

まず問題提起ですね。これはレポートでどのような問題文を出されているのかに合わせて変更頂ければ問題ありません。

2具体的な事例を出して論点を絞りに行く

日本では一般的に、触れない(スキンシップをあまりしない)育児方法を行い、情緒的なものを子どもに与えるべきではなく、理性的判断に基づいて接するべきだと言われる。
 (中略)
 例を挙げると、子どもが何かいいことをしたときの「ご褒美」としてのスキンシップだ。

レポートの質を高めるには、身近な事例やこれまでの見聞を盛り込むことが重要です。また、具体的な経験を冗長に書くのではなく、端的にまとめつつ、「他の場面でも当てはまるよね?」と抽象化すると説得力が増します。

3 背景説明

この背景には、他にも人前でのスキンシップやボディランゲージを恥ずかしいものとみなす考え方もあるからだ。

2で挙げた抽象化です。日本の文化や価値観を盛り込むと、採点者も納得してくれます。

4 調べたことや知っていることを論じる

この定義に当てはめると、日本で一般的に言われている育児方法は、①を大きく制限するため、子どもと母親(もしくは父親)間のコミュニケーション方法が限定されることになる。

(中略)
幼少期からのしつけの一環として「情緒的なものを与えるべきではなく、理性的判断に基づいて接するべき」というのも一理あるし、文化的な根拠もあるのだ。

論文やレポートのコツですが、どちらかの立場に立ちたいとしても、反対意見の根拠も示しておくと、自身の立場を説明する際に、「相手の意見も分かったうえでの反論」が効果的にでき、論文としての価値が高まります。

5 自分の立場を表明して根拠も述べる

こういった背景や意見がある中で、私は、幼少期のスキンシップは育児に対し重要であるから、抱きしめる、さするなどのスキンシップを積極的に行いながら接するべきだと考える。その根拠となる私の考えは2つある(以下略)。

今回のサンプルでは前置きが長く、自分の意見を表明するまでだいぶ時間がかかっていますね(笑)。ですが、しっかりと状況を理解した上での立場表明となっているので、一般的なレポート課題であれば問題ありません。

また、自分の立場を表明するだけでなく「根拠は○点ある」と述べたうえで、それぞれの根拠を述べていくと読みやすくなります。

以上が解説になります。今回のサンプルは他のテーマでも応用がきくので、ひな形としてのご利用はご自由にどうぞ(ただし、そのままコピペすると学校にバレるから、それはやめてくださいね)

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論文サンプル「幼少期のスキンシップ」


論文代行の書ける屋です。今日は論文サンプルとして、幼少期のスキンシップをテーマにとりあげます。子どもや教育関係の学部にいる方にとって、「スキンシップの重要性」は卒論や修論でも取り上げられる論点といえるでしょう。

サンプル課題 「幼少期のスキンシップについて論じなさい」

サンプル論文
幼少期の子どもにとって、スキンシップはどのような影響があるのだろうか。また、幼少期におけるスキンシップの量は、子どもが成長していく過程で、本人の成長にどの様に影響していくのだろうか。

日本では一般的に、触れない(スキンシップをあまりしない)育児方法を行い、情緒的なものを子どもに与えるべきではなく、理性的判断に基づいて接するべきだと言われる。
例えば、
「あまり抱っこばかりしていると抱きグセがつくから良くない」
「早く子どもを親から自立させるために、小さい頃から独りで寝かせるクセをつけよう」
といった具合に育児の現場では伝えられている。つまり、子どもが母親に甘えてしまい、離れられなくなることを心配しているのだ。また、「理性的判断に基づいて接するべき」ということは、子どもがスキンシップを求めても積極的には応じず、「何らかの理由」があるときにだけ応じる、ということになる。例を挙げると、子どもが何かいいことをしたときの「ご褒美」としてのスキンシップだ。
この背景には、他にも人前でのスキンシップやボディランゲージを恥ずかしいものとみなす考え方もあるからだ。特に、欧米におけるスキンシップと比較すると、日本人のスキンシップは少ないものと言えよう。
「人はなぜスキンシップをとるのだろうか」という理由は
①普遍的かつ確実なコミュニケーションの手段として用いるから
②人間の本能だから
と考えられる。

この定義に当てはめると、日本で一般的に言われている育児方法は、①を大きく制限するため、子どもと母親(もしくは父親)間のコミュニケーション方法が限定されることになる。人が言葉もしくは言葉らしきものを話すのは、1歳~2歳の頃からである。従って、言葉を話せるようになるまで、子どもは母親と言語を用いないコミュニケーション方法を取るより他ない。具体的に言うと、顔の表情を変えることや、泣くこと、そして、スキンシップの3つである。これら3つのうち1つの方法、つまりスキンシップを制限することで、親子間のコミュニケーションが減ってしまうという問題がある。ただ減るだけではなく、コミュニケーションの質そのものも低下してしまう。また、コミュニケーションにおける言葉の役割はたった2割とも言われている。残りは何で補っているかと言うと、実はスキンシップや身振り、表情なのである。日本での育児方法には、言外に情緒的ではなく理知的な子どもを育てようというものがあるかもしれないが、言語の役割が2割であることを考慮すると、決して効率的とは言えまい。そこは、やはり恥の文化の影響も大きいと考えられる。だからこそ、これは大きな問題ではなかろうか。
また、②で言うところの本能も必然的に抑えることになる。もちろん人間社会において全員が本能をむき出しにしては成り立って行かないから、幼少期からのしつけの一環として「情緒的なものを与えるべきではなく、理性的判断に基づいて接するべき」というのも一理あるし、文化的な根拠もあるのだ。

こういった背景や意見がある中で、私は、幼少期のスキンシップは育児に対し重要であるから、抱きしめる、さするなどのスキンシップを積極的に行いながら接するべきだと考える。その根拠となる私の考えは2つある。1つ目は、幼少期の子どもが日常生活から受けているストレスを解消するため。2つ目は、子どもたちへ存在感を与えることが社会的な問題を解決する上で有意義であるからだ。
まず、前者について。人間は触れられるとオキシトシンという「安心ホルモン」と言われるものが分泌される。これは人との信頼関係を築くのに重要な役割を果たしている。幼少期の子どもは、私たちが考える以上に日々ストレスにさらされている(注1)。私たちにとって当たり前のことであっても、子どもたちにとっては当たり前のことではないということが多々ある。見るもの・聞くもの・触れるもの・経験するものに対して大きな刺激を受けているのだ。当然そこにはストレスもある。そのストレスを解消してあげられるのは、やはり家族であり、スキンシップが有効な手段なのだ。また、オキシトシンという「安心ホルモン」はねぎらいの言葉や励ましの言葉をかけられても分泌するが、抱きしめられたときの方が、圧倒的に分泌量が多いのだ(注2)。

(以下サンプルのため省略)

注は下記より引用

1 国際スキンシップ協会HP「スキンシップの語源」
2 「スキンシップと癒し」

さて、論文やレポートとしてのイメージはつかめましたか?詳しい解説は次回の記事で述べます。文章の難易度は人それぞれなので、このサンプルの難易度ではなく、雰囲気や、どういうストーリー展開にしているのかといった点に着目頂ければと思います。

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レポートがまとまらないときはどうする?


卒論・レポート代行の書ける屋です。

先日「レポートがうまくまとめられない」という相談を頂きました。レポートをまとめる際に大事なのは、課題内容を的確に把握した上で、問題を分割して考えることです。

書ける屋では論文やレポート代行する際に、課題内容の把握と問題の分割に力を入れています。例えば、「売上高が減少している当社の課題解決策について」という課題を想定しましょう。まず、売上高は何によって構成されているのでしょう?「売上は売上だよ!」と思った方、それだけでは問題は何も解決しません。

売上高なら、顧客数×平均単価×平均購買回数によって求められます。つまり、当社の売上高が減少している場合、これら3つの因子をそれぞれ分析することから始めなければ、正確に問題にたどり着くことができません。仮に購買回数が減っているなら、既存顧客の支持を失っていることを意味しています。そんなときに新規顧客獲得策を打ち出しても、真の問題解決とは言えないでしょう。もし購買回数減少に向き合うのであれば、実際のお客様を固有名詞で何人かあげて、どのような特徴があるのか、どういった理由でこれまで商品を買ってきたのか、どうして最近買わなくなったのだろうか、という点をそれぞれ思いつく限りリストアップしていきましょう。

例えば、

☆ 顧客数126人→96人

平均単価や平均購買数が変わらないのであれば、顧客数減少によって約3割の売上が失われていることになります。昇進試験やレポートでさらに掘り下げるとすれば、

・同業他社が強力なサービスを展開した

・既存顧客が離れた要因として新サービスの展開が遅れたことにある

といった要因を挙げる一方で、解決策として、

・既存顧客から紹介を得やすいシステムを構築する

・顧客のニーズをくみ取るために、接点を増やす

といったことを挙げるのも一案です。

このようにアイデアを出したものを眺めながら、どこを改善していけばいいのか掘り下げていきましょう。

以上がレポートに向き合う際の考え方とまとめ方のコツになります。

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昇進論文の 執筆の流れについて

 

 

社会人のためのレポート作成支援


昇進論文代筆・レポート作成代行の書ける屋です。

最近の特徴として、社会人の方でも資格取得などで、仕事と学業を両立される方が増えてくるようになりました。キャリアアップのためにも資格には一定の効果がありますし、自己研鑽としても有効と言えるでしょう。

しかしながら、業務が繁忙期になるとなかなか勉強の時間がとれず、レポートも思い通りに書けないという方が多くみられます。

そこで、書ける屋が取り組む社会人の方のためのレポート作成支援について動画を公開しました。

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論文代行を依頼された方の感想
昇進論文の書き方

レポートの締切、今日なんだけど・・・!?


台風が過ぎ去り、いよいよお盆休みも本格的に始まりますね。

さて、書ける屋では、レポート即日対応のお礼を頂いたのでご紹介します。

☆依頼主様からのお礼
確認致しました。

短時間にこのようなレポートを書いて頂いてありがとうございます。
おかげさまで、他のことに時間を使うことができました。

ありがとうございました。

☆☆レポート代行の解説

提出用のレポートとなると、「どこから手をつけよう?」というのがよく悩みのタネになります。「あーでもない、こーでもない」と悩んでいるうちに締切がやってきてしまって・・・という話は事欠きません。

「岡目八目」という言葉があるように、当事者の視点だと物事がクリアに見えないことは多々あります。「どうして外部の業者なのに、すぐにレポートを書いたり、代筆したり、添削したりできるの?」と質問を受けますが、客観的な立場から文章の構成を考えたり、テーマとしてふさわしいものを見ることができるため、期日までの時間が限られていても、執筆が可能となっています。レポート代行や論文代行のサンプルも書ける屋では公開しております。これらのサンプルも、実際の依頼を想定して短期間で書き上げたものとなっておりますので、執筆代行を依頼される際の品質の参考にして頂ければと思います。

課題図書のレポート、どうしよう?


本日は事務所にて、「課題図書のレポートをどうすればいいのか」というご相談をいただきました。

レポート代行や課題図書のレポート対策も承ってきた書ける屋としても、アドバイスを少し申し上げたく思います。

まず、課題図書のレポートに取り掛かる際、どう対応していますか?

・課題図書を最初から読む。

・問題文に目を通してから考える。

・ネットで書評を調べてみる。

人それぞれのやり方や価値観もあるので、「これが正解だ」と言い切ることはしませんが、「目的意識を持ってから本を読む」ことは大事です。なので、最初に提出先に求められている問題内容をきっちり把握することは必須です。

その上で本を読むのですが、最初から順番に読むのは必ずしも効率がいいとは限りません。コツとしては、序論、目次、裏表紙、解説(あれば)を優先的に目を通すことです。最初から最後まで読んでから課題に取り掛かる場合、どうしても内容を忘れてしまうことがあります。そうなったときにまた読み直すのは時間もかかってしまいます。

まずは、上記方法で本を読むところから始めてみましょう。本を読みこんだ後の課題対応については、今後お伝えさせていただければと思います。